ミュージアムは、地域が長い歳月守ってきたさまざまな「ものたち」を保管し研究し、時には展示したり教育したりする場であるけれど、そのミュージアムとセットにした「まちミューフットパス」運動を提案したいな。その「ものたち」のふるさとであり、そのふるさとを五感で体感するための装置として。
つまり、ミュージアムは「ものたち」を、止むを得ない理由によりまちの生態系の中から取り出し、収集してあつめた仮設の場でもある。そのやむを得なさを補完するシステムが必要なのではないか。たとえば、古道を歩いていてその道のたたずまいに圧倒されるというような出会いは、ミュージアム内では起こり得ない現象だ。
ミュージアムと、「まちミュー(まちはミュージアム)」という二つのミュージアムがセットになることで、初めて利用者は「ものたち」とのよりパーフェクトな出会いができるのではないか。ハンズ・オンミュージアム、まちに五感でふれられるミュージアム、それが「まちミュー」なんだと思う。
そう考えてみると、ミュージアムはまちのベースキャンプであり、フィールドセンターでもある印象を強めてもいい気がしてくる。そのときまちミューガイドブックやまちミューフットパスのシステムは、利用者が野に立つための、あるいは野で生きるための最初のレッスンの面影を帯びて見える。
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