2012年1月20日金曜日

フットパスリンクの副会長さん多賀さんが!

★会いたい!

清里の「道守さん」 多賀純夫さん

2012年01月16日
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「清里フットパス」のガイド「道守さん」を務め、一人で歩いては味わえない清里の魅力を伝える多賀純夫さん=12日、北杜市長坂町
■「自然の京都」めざす

 「どっどど どどうど どどうど どどう」で始まる「風の又三郎」。宮沢賢治のこの代表的な童話のヒントになったという説がある北杜市高 根町清里で、散策路「清里フットパス」の有料ガイド「道守(みち・もり)さん」を務める。仲間は観光施設の店長ら計15人。多賀さんも清里から西へ約10 キロ離れた三分一湧水(さん・ぶ・いち・ゆう・すい)近くのペンション経営者だ。

 全部で15コースあり、2キロ程度から長いもので約8キロ。そのひとつ、「風の三郎社」や「風切り」と呼ばれる防風林がある、一周約6キロの「三社参りの道」を担当する。所要時間は2時間半程度。

 1980年代のブームが去り、にぎわいを失った清里に人の流れを呼び戻したいと数人で話し合ったのは3年前だった。「観光地と呼ばれると ころに共通してあるのは何だ?」。出た結論は「歩く人の姿」だった。「清里を歩く人でいっぱいにすれば、30年前のあの清里が帰ってくる」。コース選定に 着手し、道守さん仲間を増やしながら地図をつくった。

 神奈川県藤沢市の生まれ。湘南ボーイは海よりも山が好きで、子どものころから山小屋経営にあこがれた。旅行会社勤務やレストランの調理担 当を経て、91年に念願のペンションを八ケ岳のふもとに開いた。山道歩きを始めたのは15年ほど前。腰痛治療が目的だった。歩を重ねると、腰の痛みは消え 去った。

 「八ケ岳の権現岳は昔は『風の三郎岳』と呼ばれていた」「東京の水がめ、奥多摩湖の湖底に沈んだ村の人たちが開拓で入植したのが清里」。周辺を歩くに連れ、こうした話の数々に出合った。これが道守さん誕生のベースになったという。

 「単に歩くだけでは気づかず通り過ぎてしまう隠れた見どころ、魅力を解説する。それが道守さんの仕事です。歩く楽しさが倍増します」。清里の観光案内所などに置いてある地図のコース担当の道守さんに電話すれば、一緒に歩いてくれる。

 コースの多くは駅や観光施設が起点で終点ともなる。清里で最初に誕生した喫茶店、そば打ち体験ができる店……。隣のコースのポイントと重なる場合もある。すべて、歩く人の姿を増やす作戦だ。

 「京都の観光客は、歩く地図なんかなくても不自由なく歩いているでしょ。清里も将来、そういうふうにしたい。『歴史の京都』と言うのなら、清里が目指すのは『自然の京都』ですね」(田村隆)

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